LEDとは
『LED』とは”Light Emitting Diode”の略で『発光ダイオード』とも呼ばれ、順方向に電圧を加え、電流が流れた際に発光する半導体素子のことです。
LEDのしくみ
白熱電球に比べてはるかに寿命が長く(素子自体は半永久的に使用可能)、電力消費量や発熱量が少ないことから、蛍光灯や電球に代わる光源として、また最近では液晶テレビのバックライトとして使用されるなど、様々な用途に活用されています。
LEDの種類
LEDが発光するしくみは同じですが、形状的には大きく分けて2種類のタイプがあります。
砲弾型

反射カップに囲まれたLEDチップの周りを、レンズの役目をするエポキシ樹脂でモールドしたものです。
指向性が強いので視認角度は狭くなりますが、主に遠くから視認する屋外タイプの表示盤に適しています。
LED・砲弾型LED・砲弾型(実物)
SMD型(表面実装型)

LEDチップを反射カップで囲み、そこに蛍光体を分散させたエポキシやシリコーンなどの樹脂を封入し、それをプリント基板に直接実装したものがSMDタイプで、フラットな構造により光を広範囲に効率よく照射できます。
主に屋内タイプの表示盤に使用されています。
LED・SMD型LED・SMD型(実物)
光と色
モニタや表示盤に表示を行う場合、カラーは通常RGBと呼ばれる赤(RED)・緑(GREEN)・青(BLUE)の三色を混色して表現されます。
LED等の発光する素子の場合、色を混ぜると明度が上がるので、三色が混ざると白(WHITE)になります。(※光の三原色)
光の三原色と加法混色
色階調とフルカラー
カラー画像の表現には多くの色が必要になりますが、色数の計算はR・G・Bそれぞれの階調を乗算して算出します。例えばR・G・Bが各256階調あったとすると、

256(R)×256(G)×256(B)=16,777,216色

となります。
またパソコンモニタの画面プロパティを見ると画面の色に『16ビット』『32ビット』といった表現がありますが、これは情報を処理する単位の『ビット』を使って階調数・色数を表したものです。
例えば前述の各256階調の場合、

R(8ビット・256階調)+G(8ビット・256階調)+B(8ビット・256階調)=24ビット

または

32ビット(※残り8ビットはソフトウェア側で使用)フルカラー

となります。
人間が認識できる色はRGB各256階調以下と言われていますが、当社使用のフルカラーLEDユニットは、R・G・Bがそれぞれ16384階調(14bit)ありますので、

16,384(R)×16,384(G)×16,384(B)=4,398,046,511,104色

となり、トータル4兆色を超える色数で極めて自然に近い鮮やかな表現が可能です。